天王寺動物園は、天王寺公園内にある大阪市立の動物園。
大阪有数の繁華街、天王寺周辺という、街の真ん中のロケーション。
その街ナカの園内では、多くの動物が、柵や檻に囲われない開放的な環境で飼育されています。
天王寺駅から徒歩すぐというアクセスの良さも魅力です。
一番の見どころ、アフリカサバンナ
天王寺動物園の一番のおすすめエリアは、アフリカの草原地帯をイメージした「アフリカサバンナ」。
肉食動物と草食動物のエリアには分かれているものの、柵や檻がほとんどない開放的な空間です。
この草原の中で、いろんな種類の動物が気ままにのびのび暮らしています。

肉食動物エリア
肉食動物エリアにいるのは、ライオンやハイエナ。
特に、ライオンが暮らす場所とこっち側との間には、壁や高い柵など視界を遮るものが何もありません。
大きな石の上に堂々と寝そべるライオンを、じかに見ることができますよ。
ただ、ライオンとの間に何もないのは、結構怖いかも。
一応、堀はありますが、向こうからジャンプして堀を飛び越えてきたらどうしよう。ドキドキものです。

草食動物エリア
草食動物エリアでは、芝生が一面に広がる中で、キリンやシマウマが放し飼いにされています。
シマウマが芝生の草を食べている横で、キリンが長い首をのばして木の葉っぱや枝をかじっています。
キリンが、まるで馬のように、芝生の上を闊歩しているときもあります。草原が広がるこのエリアならではの光景です。

のびのび暮らす動物たち
アフリカサバンナの他にも、開放的な空間でのびのび暮らす動物たちがたくさん。
トラ舎
トラの住み処は、ライオンが住むアフリカサバンナとは別にあります。
運動場付きのトラ舎にいます。
運動場でのしのしと歩くトラ。このトラとの間にも高い柵や壁などありません。

ホッキョクグマ舎
ホッキョクグマの住まいも、視界の開けた開放的な空間。
こちらを威嚇するように吠えながら、歩き回るホッキョクグマがよく見えます。

鳥の楽園
動物だけでなく、さまざまな鳥も飼育されている天王寺動物園。
園内一角に、ネットで囲われた巨大なバードケージ(鳥かご)があります。
巨大な鳥かごの中には、木々が生い茂る森や、川や池などの水辺など、自然が再現されています。
この中に暮らす無数の鳥。あちこちと飛び回る光景は圧巻です。

天王寺動物園の基本情報
住所:大阪市天王寺区茶臼山町1-108
開園時間:9:30~17:00(入園は16:00まで) (5月・9月の土日祝日は18:00まで開園)
休園日:毎週月曜日(休日の場合は翌日休園)
入園料:大人500円 小中学生200円(大阪市内の小中学生は無料)
アクセス:
(JR・地下鉄)天王寺駅から徒歩5分
(地下鉄)動物園前駅から徒歩5分
(近鉄)大阪阿部野橋駅から徒歩10分
ホームページ:天王寺動物園