大阪を代表するビジネス街、中之島。
一方で、中之島図書館や大阪市立美術館などの施設が集まり、大阪随一の「学術・文化・芸術の街」としても知られます。
今回ご紹介する大阪市立科学館は、その中之島の学術施設の1つ。
子供も大人も楽しみながらいろいろ学べる、体験型の科学館です。
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「宇宙とエネルギー」がテーマ
大阪市立科学館は、「宇宙とエネルギー」をテーマとする科学館です。
一番の目玉施設は、大宇宙を実感できるプラネタリウム。
また、楽しみながら科学を学べる、展示場の各種体験コーナーも人気です。
なお、1989年(平成元年)に開館した大阪市立科学館、創立から30年を経過しています。
しかし、時代の変化に即して、プラネタリウムや展示場のリニューアルも継続的に行われており、古さを感じさせない館内です。
大阪市立科学館の館内紹介
科学館の館内は、大きくは、「プラネタリウムホール」と「展示場」に分かれています。
観覧チケットは、地下1階のチケットセンターで購入。
ただし、プラネタリウムホールと展示場は、互いに独立しています。
そのため、展示場とプラネタリウムのいずれか一方だけを観覧することも可能です。
プラネタリウムで大宇宙を体感
プラネタリウムホールでは、毎日、1時間おきに上映が行われています。
ただし、時間によって内容は異なります。
一般向けの「一般投影」、小さなお子さん向けの「ファミリータイム」、土日祝の夕方にのみ開催される「学芸員スペシャル」など、多彩なプログラムがあります。
なお、ホールの定員は300名で、満席の場合はもちろん入れません。
ここのプラネタリウムはいつも人気で、特に休日はすぐに満席になりますので、朝早めに訪れましょう。
また、科学館のホームページから、残席確認・チケットの事前購入もできます。
最新式のプラネタリウムで、ドーム全天に映し出される美しい夜空。
そして、知識豊富&話術巧みな学芸員さんの生説明。
背もたれを後ろに倒し、リラックス姿勢で楽しみましょう。
大人も子供も楽しめる大宇宙、45分間の上映はあっという間です。
体験コーナー満載の展示場
一方、展示場は4階構成。
まずはエレベータで4階展示室へ。最上階から観覧スタートです。
4階の展示説明は、この科学館の主要テーマの1つ、宇宙について。
太陽・地球・月・木星などの太陽系の天体に、宇宙の仕組みや観測装置。
パネルや模型、映像などを用いた、わかりやすい展示が並びます。
また、フロアー内には、「惑星の重力くらべ」やなど、宇宙に関する体験コーナーもたくさん。
子供も大人も学びながら楽しめる、科学館のメインフロアです。
次の3階は、化学のフロア。
身の回りに存在するさまざまな材料についての展示が主です。
例えば、自然界に存在する鉱物や宝石。
また、世の中のさまざまな物を形作っている金属やプラスチック、繊維にも迫ります。
3階では、においに関する展示も注目です。
たこ焼きやピザなど、いろんな食べ物のにおいを再現しています。
おなかが空いているときには、この香りはこたえますね。
また、3階では、はらはらどきどき、子どもたち大興奮の「サイエンスショー」も行われています。
2階は、そのフロア全体が体験コーナーとなっています。
ご家族で、あるいは、お友達同士で、ゲームや仕掛けでワイワイ。
楽しみながら、重力や遠心力、風、音などの物理現象を体感しましょう。
最後の1階は、電気とエネルギーがテーマ。
普段から何気なく使っている電気ですが、目には見えず知らないことも多いですね。
ここでは、「おこす」「送る」「使う」にそれぞれスポットを当てて、電気の実態に迫ります。
例えば、「電気をおこす」水力発電のコーナー。
ここでは、手回しのポンプで水を汲み上げて発電し、ライトを照らします。
しかし、ハンドルを繰り返し回してもなかなか水がたまらず、かなり苦労します。
小さいお子さんはお父さん・お母さんにも協力してもらいましょう。
大きな労力を費やしてようやくライト点灯。でもその点灯時間はほんのわずか。
少しの電気を作るのにも、大変大きなエネルギーが必要なことを実感できます。
大阪市立科学館の基本情報
住所:大阪市北区中之島4丁目2−1
電話番号:06-6444-5656
開館時間:午前9時半~午後5時(展示場入館は午後4時半まで)
休館日:毎週月曜日(休日は開館、翌平日休館)、年末年始
観覧料:
(展示場)大人400円 高大生300円 中学生以下無料
(プラネタリウム)大人600円 高大生450円 中学生以下300円
アクセス:
(大阪メトロ四つ橋線)肥後橋駅から徒歩6分
(京阪中之島線)渡辺橋駅から徒歩5分
(JR環状線・阪神)福島駅から徒歩12分
(JR東西線)新福島駅から徒歩12分
駐車場:無(近隣のコインパーキングを利用)
ホームページ:大阪市立科学館