伊丹市昆虫館|1年中舞い踊る、1000匹のチョウ(兵庫名所巡り)

今回ご紹介するのは、兵庫県の伊丹にある伊丹市昆虫館。

1990年に開館した昆虫専門の博物館で、昆陽池公園の中にあります。

併設された大きなチョウ温室は、昆虫館の目印、また、ここの一番の見どころです。

伊丹市昆虫館

スポンサーリンク

場所は自然あふれる昆陽池公園内

冬には渡り鳥が飛来するなど、野鳥の楽園として知られる伊丹の昆陽池公園

自然あふれるこの公園の中、木々が茂る遊歩道(ふるさと小径)の途中に、伊丹市昆虫館があります。

昆陽池公園(右奥が伊丹市昆虫館)

ここは、その名の通り、昆虫に特化した博物館。

館内ではさまざまな昆虫が飼育され、昆虫標本も豊富、まさに虫だらけの空間です。

昆虫好きのお子さんはもちろん、小さいころに虫を追いかけた経験のある大人の方も、楽しみながら昆虫について学ぶことができます。

伊丹市昆虫館・館内展示

昆虫館一番の見どころ、チョウ温室

本館の横には、一面にガラスが張られた、大きな建物があります。

これが、この昆虫館の一番の見どころ、チョウ温室です。

高さ15mの巨大なドーム。
その広々とした中に、なんと1000匹以上ものチョウが飛び回っています。

伊丹市昆虫館・チョウ温室

温室内にいるチョウは、アゲハチョウ、マダラチョウを中心に、全14種類。

また、その半分は、沖縄など暖かな南方に暮らすチョウです。
そのため、温室内の気温は18度以上に維持されています。

春から冬まで1年中、フワフワ舞い踊る、チョウたちの美しい姿を眺めることができます。

伊丹市昆虫館・温室内のチョウ

充実した昆虫展示

伊丹市昆虫館の見どころは、チョウだけではありません。

館内の展示も充実、さまざまな昆虫の世界を楽しめます。

まず、入館してすぐの1階展示室では、10倍に拡大した昆虫たちの森を巨大ジオラマで再現。

森のあちこちに、いろんな巨大昆虫が隠れています。
全部見つけられるかな?

伊丹市昆虫館・1階展示室ジオラマ

森の奥にいるのは、巨大なミツバチ「ビッグ・ビー」。

普通のミツバチの200倍の大きさ、たいていのお父さんよりもデカイはず。

ここでは、ミツバチの体のつくりがわかりやすく説明されています。

伊丹市昆虫館「ビッグ・ビー」

また、館内では、生きている昆虫の飼育(生態展示)も行われています。

カブトムシやクワガタムシなど、子どもたちに人気の昆虫たち。

また、最近はなかなかお目にかかれないタガメなど、珍しい虫もたくさんいます。

伊丹市昆虫館・昆虫の生態展示

もちろん、定番の昆虫標本も豊富です。

昆陽池など伊丹周辺で生息する昆虫はもちろん、特大サイズの外国昆虫の標本もあります。

その他、映像ホールや2階展示室、学習室などでは、企画展やイベント、講演会なども行われています。

(現在行われているイベント等については、伊丹市昆虫館ホームページでご確認ください)

伊丹市昆虫館・2階展示室

屋上から昆陽池公園を一望

館内を一通り見終えたら、最後に、昆虫館の4階屋上に上がってみましょう。

ここには、昆陽池公園内を一望できる展望台があります。

昆虫館の中を夢中で歩き回っていると、小さなお子さんはもちろん、大人でもそれなりに疲れますね。

野鳥の楽園として知られる昆陽池。
池の近くを飛び回る鳥たちを眺めながら、ここでしばし、ひと休憩を入れましょう。

また、気候のよい季節には、昆虫館を訪れるついでに、昆陽池公園をぐるりとお散歩するのもおすすめです。

(なお、公園の詳細については、「昆陽池公園」のページもご覧ください)

伊丹市昆虫館・4階展望台からの眺望

伊丹市昆虫館の基本情報

住所:兵庫県伊丹市昆陽池3丁目3−1(昆陽池公園内)

電話番号:072-785-3582

開館時間:午前9時半~午後4時半(入館は午後4時まで)

入館料:大人400円 中高生200円 小学生100円 幼児無料

休館日:毎週火曜日(祝日の場合は開館・翌日休)、年末年始(12/29~1/3)

アクセス:JR伊丹駅・阪急伊丹駅から伊丹市バス利用、「昆陽池公園前」または「松ヶ丘」バス停下車、徒歩5分

駐車場:有(昆陽池公園駐車場を利用)

ホームページ:伊丹市昆虫館

伊丹市昆虫館地図

スポンサーリンク