今回紹介するのはメリケンパーク。神戸港のシンボル、神戸ポートタワーのすぐそばにあります。
海からの心地よい潮風を感じながら、のんびりと過ごせる、神戸港の人気スポットです。
海に面した開放的な公園
メリケンパークは、昔のメリケン波止場と、ポートタワーが立つ中突堤の間を埋め立てて作られた、神戸港の港湾緑地です。
白の神戸海洋博物館とホテルオークラの高層ビル、そして、赤のポートタワーの組み合わせは、神戸を代表する風景です。

目の前には青い海、園内中央には美しい緑の芝生が広がります。
視界を遮るような大きな建物もなく、開放的な空間。
海の岸壁近くのベンチや、芝生の上に腰を下ろして、目の前に広がる海をながめてみましょう。のんびりとくつろげるこの空間、時間が過ぎるのも忘れてしまいそうです。

個性的なオブジェ・モニュメント探し
メリケンパークでは、園内各所に置かれた、さまざまな個性的なオブジェやモニュメントも見どころです。
代表的なものをいくつかご紹介します。
フィッシュ・ダンス
園内北側入口近くに置かれている「フィッシュ・ダンス」。
神戸開港120年を記念して1987年に設置されました。躍動感あふれる巨大な魚の像です。

オルタンシアの鐘
芝生広場の近くには「オルタンシアの鐘」。
1990年の設置。変わった形をしていますが、一応、鐘がぶら下げられた“鐘楼”です。

神戸海援隊
海の近くにある「神戸海援隊」。
幕末に坂本龍馬も参画した、神戸海軍操練所にちなんで建てられた碑です。

BE KOBE
オリエンタルホテル前の「BE KOBE」は、人気の撮影スポット。
2015年、震災から20年を機に設置されたモニュメントです。

メリケンパーク内の見どころ
神戸海洋博物館・カワサキワールド
メリケンパークの中央に立つ、白いフレーム形状の建物、帆船の帆と波をイメージした個性的な建築物です。
館内には、帆船からタンカーまで、いろんな種類の船の模型がところ狭しと並んでいます。
また、同じ建物内には、川崎重工業の企業博物館、カワサキワールドもあります。
こちらは、電車・バイクなどのカワサキ製品が勢揃い。乗り物が大好きなお子さんはもちろん、大人でも楽しめる場所です。

神戸港震災メモリアルパーク
1995年の阪神・淡路大震災では、神戸港も大きな被害を受けました。
ここは、震災による神戸港の被害とその後の復興を紹介する施設です。
地震による液状化で崩壊した、メリケン波止場の一部が実物保存されています。

メリケンパークの基本情報
住所:兵庫県神戸市中央区波止場町2
アクセス:
(地下鉄海岸線)みなと元町駅から徒歩5分
(JR・阪神)元町駅から徒歩15分
(神戸高速)花隈駅から徒歩15分
ホームページ:メリケンパーク・ハーバーランド(神戸公式観光サイトFeel KOBE)