琵琶湖は、その南端に近いところでキュッとくびれています。
そのくびれよりも北の大きな部分は「北湖」、小さな南の部分は「南湖」と呼ばれます。
そして、小さな南湖の西に広がるのが大津。
古くから琵琶湖の水上交通の拠点として栄えた港町です。
また、比叡山を挟んで京と隣接する大津は、京の東の玄関口の役割も果たしました。
スポンサーリンク
大津港の見どころ
昔は琵琶湖水運の拠点であった大津港ですが、今は、琵琶湖観光の拠点へと変貌を遂げています。
大津港では、連日、遊覧船を中心に多くの船が発着しています。
また、誰もが気軽に琵琶湖を楽しめるよう、周辺の整備も進んでいます。
遊覧船の発着拠点
琵琶湖の湖岸には、遊覧船に乗船できる港がいくつもありますが、その中でも、最も規模が大きいのがこの大津港。
大津港には、毎日、さまざまな種類の琵琶湖遊覧船がやってきます。
琵琶湖で一番有名な遊覧船は、ミシガン。
ミシガンは、船の後部の「パドル」と呼ばれる外輪を回して推進する、外輪船です。
古き良きアメリカを感じさせるこの船で、南湖をぐるりと一周する「ミシガンクルーズ」は、今も人気の遊覧コースです。
他にも、高速船を使ったクルーズや、丸一日かけて琵琶湖全部を巡るコースなど、いろいろなコースがあります。
また、船に乗らなくても、港からさまざまな種類の遊覧船を眺めるだけでも楽しいですよ。
整備された大津港周辺
大津港の周辺はきれいに整備されています。
眺望のよい芝生広場もあります。
目の前には、雄大な琵琶湖と港に発着するさまざまな遊覧船。
ここで腰をおろして一休み。お弁当を広げるのにもよい場所です。
大津港から南には、湖岸沿いに、なぎさ公園がのびています。
近江大橋近くまで続く、全長約4.8kmの細長い公園です。
琵琶湖を眺めながらの快適なウォーキングを楽しめます。
また、気軽に釣り針を垂らすことができる場所で、釣り好き「太公望」さんにも人気です。
夜はライトアップ!びわこ花噴水
大津港のもう1つの見どころは、毎日行われている「びわこ花噴水」。
湖岸から少し離れた防波堤から、勢いよく水が吹き上がります。
遊覧船が行き交う中を、水が美しく舞い上がる様子は、大津港ならではの風景です。
びわこ花噴水の運転時間帯は、平日はお昼(正午~午後1時)と夜(午後6時~7時半)。
土・日・祝は、上の時間帯に加えて、さらに夕方(午後3時~午後4時)にも行われます。
また、夜には、白、橙、緑の3色にライトアップ。
幻想的な雰囲気を醸し出される夜の大津港は、デートにもおすすめです。
びわこ花噴水の詳細については、こちらのページもご覧ください。
大津港の基本情報
住所:大津市浜大津五丁目5-1
アクセス:(京阪)びわ湖浜大津駅から徒歩3分、(JR)大津駅から徒歩15分
ホームページ:びわこ花噴水(滋賀県ホームページ)、琵琶湖汽船公式ホームページ(ミシガンクルーズ)