大阪歴史博物館|古代難波宮~現代「都市おおさか」の変遷(大阪名所巡り)

大阪歴史博物館入口 その他(大阪)

大阪市内、東西にのびる本町通と南北に走る上町通の交差点、馬場町。

この界隈には、大阪城公園をはじめ、さまざまな歴史名所が集まります。

その馬場町交差点の南西角に、ちょいと目を引く、楕円柱形の建物が立っています。

これが、今回ご紹介する大阪歴史博物館。周辺の歴史スポットと合わせて訪れたい場所です。

大阪歴史博物館

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大阪歴史博物館の館内見どころ

大阪歴史博物館の常設展示テーマは「都市おおさか」。古代難波宮から、中世・近世、近代・現代と、大阪の街の変遷を紹介しています。

館内の10階~7階までが常設展示室。まずはエレベーターで10階へ向かいます。

大阪歴史博物館入口

古代難波宮の大極殿

最初に訪れる10階は、古代フロア。

現在の博物館の周辺一帯には、その昔、難波宮という都が置かれたことがありました。

フロアの南側エリアには、その難波宮の大極殿の様子が再現されています。

朱色の極太丸柱がずらりと並び、そばには華麗な衣装をまとった官人たち。いにしえの雰囲気満載です。

大阪歴史博物館10階・再現大極殿

なお、館内最上階である10階は、大変眺望のよい場所です。

ここから、南の難波宮跡と東の大阪城公園をそれぞれ一望できます。

大阪歴史博物館10階から眺める難波宮跡

中世~近世の大坂をめぐる

9階は、中世・近世フロア。

中世には石山本願寺が大伽藍を構え、宗教都市の様相を呈していた大坂。織田信長に激しく抗ったことでも知られます。

このフロアには、威容を誇った当時の本願寺御影堂の模型が展示されています。

大阪歴史博物館9階・本願寺御影堂模型

一方、近世・江戸時代の大坂は、網の目のように水路が張り巡らされた「水都」。

町中を大小の舟が行き交い、商業も発展。上方文化の中心ともなりました。

大阪歴史博物館9階展示

実物大で再現されたモダンな街

8階は特集展示フロア、7階は近代現代フロアです。

フロアに入るやいなや、目の前にモダンな街並みが出現。

お店の建物、看板、街の人など、すべて実物大。大正時代~戦前の昭和初期にかけての大阪が再現されています。

大阪歴史博物館7階展示

お時間あればこちらも、特別展示室と難波宮遺構

6階には特別展示室があります。

テーマを定めて行われる特別展や、巡回展、共賛展などが行われます(特別展等は、常設展とは別料金)。

また、博物館の地下には、過去の調査で発見された難波宮の遺構が保存されています。

誰でも見学可能ですが、館内受付にて申し込みが必要です(詳しくは、大阪歴史博物館・難波宮遺跡探訪参照)。

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博物館の周辺スポット

大阪歴史博物館の周辺には、大阪城公園をはじめ、さまざまな歴史スポットが集まります。

先ほどもご紹介しましたが、大阪歴史博物館では、難波宮など古代の展示説明にも力を入れています。

博物館観覧と合わせて、次の古代スポットにも足をのばしてみましょう。

法円坂遺跡

現在の大阪歴史博物館の北側で発見された、大規模な倉庫群の遺跡。古墳時代の5世紀のものと推定されています。

現在は整備されて広場になっていますが、その一角に、高床式倉庫一棟が復元されています。

法円坂遺跡

難波宮跡(難波宮跡公園)

大阪歴史博物館の南東、大阪城公園の南に残る難波宮跡。

ここには、過去二度、都が置かれました。飛鳥時代・孝徳天皇の前期難波宮と、奈良時代・聖武天皇の後期難波宮です。

現在、建物はありませんが、復元された大きな大極殿の基壇があります。

難波宮跡|大阪城公園のそばに残る古代の宮城跡(大阪名所巡り)
大阪市中央区の難波宮跡(なにわのみやあと)をご紹介。大阪城公園のすぐ南にある史跡公園。短期間ではありますが古代難波の地には都が置かれました。ここはそのときの宮城の跡です。園内には復元された大極殿基壇があります。
難波宮跡

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大阪歴史博物館の基本情報

住所:大阪市中央区大手前4丁目1-32

開館時間:9:30~17:00

休館日:毎週火曜日(祝日の場合は翌日休館) 年末年始(12/28~1/4)

入館料(常設展):大人600円 高大生400円 中学生以下は無料

アクセス:(大阪メトロ)谷町四丁目駅から徒歩すぐ

ホームページ:大阪歴史博物館

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大阪歴史博物館地図