通天閣|「なにわ」のシンボルに鎮座するビリケンさま(大阪名所巡り)

大阪の天王寺の西に広がる、新世界エリア。
串カツ屋など粉もんのお店が集まり、また、派手な広告が並ぶ、喧騒絶えない街です。

この新世界の中央にそびえるのが通天閣。

高さ100mを超える展望塔。
市内の周辺各地から眺めることができる、なにわのシンボルタワーです。

ただ、誰もが知っている割には、中に入ったことがある人は意外と少ない、大阪の名所。

ということで、今回はこの通天閣をご紹介したいと思います。

天王寺公園から通天閣

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二代目通天閣と日立

明治時代に建てられた最初の通天閣は、戦時中に解体。
現在は、戦後の1956年に再建された二代目です。

さて、この二代目通天閣、その側面にはいつも日立の広告。

関東の有名企業である日立が、なぜ、大阪のシンボルタワーに広告を出しているのか。
その理由は、日立が再建当初からのスポンサーだから。

資金を確保できずになかなか前に進まなかった、二代目再建計画。
そんな中で、スポンサー依頼に快く応じてくれたのが日立製作所でした。

再建から60年以上を経過した今も、通天閣と日立の深い関係は続いています。

通天閣と日立

通天閣の見どころ

通天閣は展望塔の一種です。
入場ゲートは1階入口から階段を降りた、地下にあります。

地下の入場ゲートをくぐったら、まずはエレベーターでてっぺんの展望台へ。
展望台の観覧後は、下層の展示階を回りながら降りていきます。

通天閣

地下・入場ゲート前の「わくわくランド」

通天閣の地下は、昔、レトロな歌謡劇場があった場所。
今はにぎやかな「通天閣わくわくランド」に変身。

関西を代表する食品メーカー、グリコ・森永・日清食品がそれぞれアンテナショップを出しています。

ここでしか売られていない珍しい商品も売っています。
インパクトのある大阪のおみやげが欲しい!という方にもおすすめ。

なお、通天閣わくわくランドは、入場ゲートよりも手前にあります。
ここを訪れるだけならお金はかかりません。

通天閣地下・わくわくランド

展望台に鎮座する金色のビリケンさま

通天閣は、5階と4階が展望台になっています。
入場ゲートをくぐったら、エレベーターで5階展望台まで一気に登ります。

地上100mの高さにある展望台から、大阪の街の景色を一望。
眼前には天王寺公園四天王寺、あべのハルカス。

少し遠くを眺めれば、西にドーム球場(京セラドーム大阪)、北には大阪城
さらにはるか先、神戸北の六甲山系まで眺めることができます。

通天閣・5階展望台からの眺望

5階展望台には、金色の像が置かれています。
これは幸運の神さま、ビリケン。

両足を前に伸ばしてちょこんと鎮座するビリケンさま。
足の裏をなでなでしながらお願いごとをするのが、ビリケン参拝の基本です。

5階展望台のさらに上には「天望パラダイス」があります。
ここは、開放感あふれる屋外展望台。見晴らしの良さは格別です。
(なお、天望パラダイスへの入場は別料金(大人500円)が必要です)

通天閣・5階展望台のビリケン

下層階は展示スペース

展望台の観覧を終えたら下層階へ。
さすがはなにわの展望塔、いろいろなものが統一感なく(?)展示されています。

3階には、昔の新世界周辺を紹介する展示スペース。
当時のまちを再現したジオラマなどがあります。
カフェもあります。通天閣観覧に疲れたら、ここで一休み。

2階の展示はかなり雑多です。
その中でも、目玉は「キン肉マンミュージアム」。

漫画「キン肉マン」の作者、ゆでたまご先生の出身地が新世界周辺。
ということで、キン肉マンのキャラクターやストーリーなどを紹介しています。

通天閣の基本情報

住所:大阪市浪速区恵美須東1丁目18-6

電話番号:06-6641-9555

アクセス:
(大阪メトロ)恵美須町駅から徒歩5分 動物園前駅から徒歩7分
(JR・南海)新今宮駅から徒歩9分

開館時間:午前9時~午後9時 年中無休

ホームページ:通天閣公式サイト

通天閣地図

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