大阪の岸和田といえば「だんじり」。
岸和田だんじり祭は、毎年9月に行われる勇壮なお祭りです。
市内を走り回りながら、大きなだんじりを引き回す、はっぴを着た男たち。
だんじりの上では、うちわを持った大工方が威勢良くかけ声をあげながら跳ね飛びます。
岸和田のシンボル・岸和田城の近くに、このだんじり祭の気分を一年中味わえる場所があります。
それが、岸和田だんじり会館。日本でも珍しい「だんじりの博物館」です。
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気分はもうだんじり祭り!イベント広場
だんじり会館のメインフロアは、館内の2階。
フロア全体が、「イベント広場」と呼ばれる広い展示スペースとなっています。
だんじり実物展示
2階・イベント広場の一番の目玉は、だんじりの実物展示です。
その数、全部で3基。
照明を抑えた薄暗いフロアの中で、だんじりの赤い提灯がぼんやりと光ります。
どのだんじりもがっしりとした造り。また、ケヤキの木目が美しいですね。
ところどころに施された精巧な彫刻も見事です。
大迫力のお祭り映像
イベント広場の一角にはワイドスクリーン。
ここでは、実際のだんじり祭りの映像が映し出されます。
上映時間は約10分です。
展示があるだけの普通の「博物館」でしょう?と、あなどって入館する方も、いい意味で裏切られます。
展示物を眺めるだけではなかなかわからない、だんじり祭りの魅力を存分に感じる迫力映像。
眺めているだけで、体の中に自然と「お祭り気分」が盛り上がってきます。
だんじり体験&3Dビジョン
2階・イベント広場と並ぶ、館内見どころは4階。
まずは、だんじり体験コーナー。
だんじり屋根の上を飛び跳ねる「祭りの華」、大工方(だいくがた)の体験ができます。
太鼓などの鳴り物の体験もできますよ。
また、3Dのだんじりビジョンもおすすめ。
3Dめがねを通して眺める、だんじりのやりまわしは迫力満点です。
館内各所の展示コーナー
その他、館内のところどころに、だんじりに関する展示コーナーがあります。
だんじりの飾りつけや、からくりの仕組み、手彫りの彫刻など、展示内容は多岐にわたります。
実物をふんだんに使った、視覚に訴えた説明がいいですね。
だんじり祭りに詳しい人はもちろん、そうでない人も、自然と興味をそそられる展示です。
岸和田だんじり会館の基本情報
住所:大阪府岸和田市本町11−23
電話番号:072-436-0914
開館時間:午前10時~午後5時(入館は午後4時まで)
休館日:毎週月曜日(祝祭日の場合は開館) 年末年始(12/29~1/3)
入館料:大人600円 小中生300円
(岸和田城天守閣・きしわだ自然資料館との3館共通入場券(大人700円)もあり)
アクセス:
(南海本線)岸和田駅から徒歩13分 蛸地蔵駅から徒歩7分
(JR)東岸和田駅から徒歩30分
ホームページ:岸和田だんじり会館