京都駅前にそびえる白い京都タワー。誰もが知ってる京都のランドマークです。
建てられてからすでに60年を過ぎたこの塔。
古い町並みが残る京都において、戦後生まれの建物でありながらも、今ではすっかり馴染みんでいます。
京都駅前のシンボルタワー
京都駅の北側に立つ白い京都タワー。スラリとしたスタイル抜群のこの塔、高さは131mです。
竣工は1964年(昭和39年)で、建てられてから60年を経過しています。
一方、京都駅の南側には、東寺の五重塔が立っています。
北の現代的な白いタワーと南の古風な黒い五重塔。全く対照的な、京都を代表する2つのシンボルタワーです。

なお、高さ131mというのは、東京スカイツリー(634m)や大阪のあべのハルカス(300m)など、他都市の高層建築と比べるとかなり劣ります。
しかし、景観保護のため、京都市内では建物の高さ規制が行われています。それもあり、131mとはいえ、京都タワーは今でも京都市内で一番高い建物です。
また、京都駅前だけでなく、市内各所からも眺められる京都タワー。駅から離れた、東山の清水寺境内や祇園・八坂の塔周辺からも見えますよ。

京都市内を一望できる展望台
京都を訪れる人の多くが一度は目にする京都タワー。しかし、その知名度の割に素通りされてしまうことも多い、ちょっと残念な塔です。
しかし、京都一の高さを誇る京都タワー、れっきとした展望塔で眺望のよさはピカイチ。
せっかくですから、一度はタワーに登って、高い位置からの京の景色を楽しんでみませんか?

京都タワーの上の方に、ドーナツのような形をした部分があります。
これが展望室。地上から100mのところにあります。

この展望室は、360度ぐるりと眺めることができる、京都でも唯一の場所。有名な神社仏閣など、市内の名所を一望できます。
まずは北側。すぐ目の前に見える大伽藍は東本願寺。左手には西本願寺も見えます。

西に目を向ければ緑豊かなエリアが見えます。これは梅小路公園。その奥には、京都鉄道博物館と梅小路機関車庫。
南側は、京都駅ビルを挟んだ向こう側に東寺の五重塔、東を眺めれば、遠くに東山三十六峰の山々。

なお、展望室の中には備え付けの望遠鏡があります。この望遠鏡は、よくあるコイン式のものではなく無料。使い放題・見放題です。
遠く離れた京の名所も、望遠鏡を使えばよく見えます。
京都タワーの基本情報
住所:京都市下京区烏丸通七条下ル東塩小路町721-1
入場料:大人900円 高校生700円 小・中学生600円 幼児(3歳以上)200円
アクセス:(JR・近鉄)京都駅から徒歩5分
ホームページ:二デック京都タワー